SATは必須ではない!

2022年SAT不要の大学は1830以上
アメリカの大学に行くためにはSATを受けなければいけない。
今までは決まり事のようにそう思っていました。
ですが、ここ近年ではSATスコアを出さなくても良い、オプションにするというアメリカの大学が増え続けています。
その数1830校。2022年の数字です。全体の3分の2にあたります。
現在SATを必要としない大学の中には名門大学も多数含まれています。
コロンビア大学、スタンフォード大学、コーネル大学、シカゴ大学、アマースト大学、タフツ大学などです。
理由としてはSATの提出を必要としていない大学のほうが、より多くの、学業資格に優れた志願者、多様な志願者を得る事ができた。という事だそうです。
実際にはSATに関しては、テストフレキシブルスクールとテストブラインドスクールがあります。
 ・テストフレキシブルスクール 出しても良いし、出さなくて良い。
 ・テストブラインドスクール  スコアを出しても一切考慮しません。

カリフォルニア大学とカリフォルニア大学などは受け付けない事になっているようです。

大学によっては芸術系の専攻の生徒のみ、もしくはこの専攻に進む生徒のみSATが必要、
更にはGPAが3.2以上の生徒はSATを出さなくて良いなどの、様々な規程があるようです。
(GPAとはアメリカの成績評価で4が満点)
それぞれの大学のホームページでしっかりと確認した方が良さそうです。
日本ではSATと言えば大学受験のために必要なテストとしか思われていませんが、アメリカでは違うようです。

・アメリカでは高校を卒業するためにSATのスコアが必要な学校がある。
・有名大学などの主催の高校生のサマースクールに参加したい。これにSATスコアが必要な場合がある。
・アメリカ国内でSATのスコア上位者に与えられる大学奨学金を得るために必要。

などの理由でSATを受けています。
という訳で上記にあてはまらない場合はSATを受けない事を選択できる事になります。
2023年にはさらにSATをオプションにする大学が増えると言われていますが、その反面コロナが完全に終息するとまたSATに戻る。という説もあるようです。
アメリカを受験する人はしっかりと経過を見ていった方が良さそうです。

SATを提出した方が良い人、提出しない人
ではどんな人がSATを出した方が良くて、どんな人が提出しなくても良いのでしょうか?もちろんSATで最高に良い点数を現状で取れる人、であればそれはSATのスコアを提出した方が有利なのではないでしょうか?
良い点とはどれ位か?
SATのスコアが大学の75パーセンタイル以上だと提出した方が良いという説があります。ですとか成績のGPAがあまり良くないが、SATのスコアは良い場合。
出さない方がいい場合は、GPAが高いのにSATが低い場合。
ですとか、SATの勉強に費やす時間がない場合。これはSATの勉強のために他の勉強やエッセイなどがおろそかになり、全部が中途半端になってしまうという事です。
要は、SATがその人の申請書類の中に入ったことでプラスになるのか必要がないのか?を考える事が重要です。
申請書類の中には何がありますか?
成績表(GPA)、エッセイ、推薦状、受賞歴など、課外活動、作品などの参考資料。
そしてSATを含めて自分をアピールできる分部がどこなのかを考えましょう。